歯を白くしたい場合、その原因が何かによりますが、神経を取ってしまっため、歯が黒ずんできている場合や薬剤の影響で色が変色(テトラサイクリンなど)には、補綴治療でクラウンやラミネートにより歯を覆うことにより歯を白くします。加齢により歯の黄色味が濃くなっている場合や、本来のご自身の歯の色よりもより白い歯をご希望の場合は、ホワイトニングが有効です。歯がタバコのヤニやステインによる着色汚れの場合は、PMTCでも綺麗になります。ただし、クリーニングの場合は、本来の歯の色までしか白くなりませんので、より白い歯をご希望の場合は、ホワイトニングがおすすめです。
歯が黄色味がかっている方・より白い歯をご希望の方へホワイトイニング
年齢と共に歯は自然と黄色味を増してきます。歯の表面はエナメル質という堅い層で覆われていますが、中は象牙質という柔らかい層でできています。この象牙質の厚みが増してくるため、黄色味が濃くなっていってしまいます。また、歯の中に入り込んだ着色物質により歯がくすんで見えます。歯磨きを沢山しても歯が白くなるわけではありません。歯磨きはあくまで表面のプラークを落とすだけで、色を白くしたい場合は、ホワイトニングが有効です。
ホワイトニングは過酸化水素により白くなりますが、漂白作用と殺菌作業があります。ホワイトニングをすることで、虫歯菌や歯周病菌の殺菌も行え、薬剤の効果で唾液のタンパク質の膜(ペリクル)が剥がれます。ホワイトニング時にミネラルを補給すると浸透しやすくなり歯が丈夫になる効果もあります。定期的に検診をすることで、クリーニングにより歯の内部に着色が入るのを防ぎ、ホワイトニングがより長持ちします。
こんな時にホワイトニング
- 結婚式の前に一生に残る写真だから綺麗な歯で
- 就職活動中の方、営業に出られる方、白い歯で印象アップ
- 歯が黄色くて老けて見えると気にされている中高年の方(女性、男性問わず)
- 補綴物と天然歯の色に差があり目立つ方
- 矯正治療終了後、歯に黄ばみがある場合
ホワイトニングができないケース
- ホワイトスポットがあるようなエナメル質形成不全症の方
- ヒビがあったり、虫歯により穴が大きく空いている場合
- 天然歯よりも補綴が黄色い場合は、補綴物にはホワイトニングは効きません
ホワイトニングを避けましょう
- 妊娠中の方
- お子様や永久歯が揃いたての方
- 重度の知覚過敏の方
オフィスホワイトニング
1度のご来院で白さを実感できます。ホワイトニングには、1時間~2時間程度お時間をいただきます。施術は全てスタッフが行いますので、準備などのわずらわしさが全くありません。短時間ですぐに白い歯を得られる方法です。当院ではポリリン酸ホワイトニングを行っております。従来のオフィスホワイトニングよりしみにくく、施術後すぐのお食事制限もなく、歯質を良くする効果の高いホワイトニング方法です。
オフィスホワイトニングの流れ
①ホワイトニングジェルの塗布
歯ぐきを保護材でカバーし、ホワイトニングジェルを塗布します
②光照射(3クール)
一定時間X3回光を照射します。
③保護材の除去
ホワイトニングジェルと保護材を落として終了です。
ホームホワイトニング
ご自宅で、ホワイトニングしていただく方法です。ご自分で毎日ホワイトニングをしなければならないため、面倒な部分もありますが、効果は、じっくりホワイトニングする分、より白い歯が持続します。2回ご来院いただく必要があり、1回目は、患者様に合ったトレーと呼ばれるマウスピースの歯型を作ります。2回目はお渡しと、ホワイトイニング方法のご説明をさせていただきます。作ったトレーの中に、薬剤(ホワイトニングジェル)を注入し、それを歯に装着。寝ている間、もしくは、1日数時間、薬剤を作用させることで、歯を白くします。通常1~2週間ほど毎日実行します。お好みの白さになったところで終了となります。しみる感じが少ないホワイトニング方法です。
ホームホワイトニングの流れ
①トレー作成
ご来院の上、歯型を取ります。1週間程度で、マウスピース状のトレーをお作りします。
②ホワイトニング開始
トレーが出来上がりましたら、ホワイトニングジェルをトレーにのせ(適量のせてください)、寝ている間、もしくは、1日数時間装着します。(濃度により時間が変わります)
③1~2週間装着後
お好みの白さまで、ホワイトニングを続けます。