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矯正治療

矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。

歯並びの善し悪しは、単に見た目の美しさのことだけではありません。 もっと心身の健康にとってとても大切なことなのです。 歯並びが悪いと歯の噛み合わせが悪くなり、胃腸病や歯の病気にかかりやすくなります。 また、精神衛生上にも悪い影響を与えてしまうなど、思っている以上の障害を引き起こしてしまいます。 一度治療を施せば、生涯にわたって整った歯並びを手に入れられます。 そればかりかあごも良い状態になるため、口元までも美しくなります。 きれいな歯並びは健康の素。いままで以上に会話や食事が楽しいものとなります。 はじめは多少違和感を感じる場合もありますが、無理をせず、徐々に整えていきます。 装置にはセラミックを使ったものや、目立たせないよう歯の裏側に取り付けるものなどもあります。

矯正治療例

叢生(クラウディング)

叢生(クラウディング)

俗に乱杭歯と呼ばれ、歯が凸凹になったり重なり合っている状態。 主に八重歯という状態がありますが、犬歯はかみ合わせで非常に大事なので抜くようなことはしないでください。 抜いた方が良いという歯医者はかみ合わせに関する知識がないと考えられます。

上顎前突(出っ歯)

上顎前突(出っ歯)

俗に出っ歯と呼ばれ、上の歯、顎が前に出ている状態です。

下顎前突(受け口)

下顎前突(受け口)

俗に受け口と呼ばれ、下の歯、顎が前に出ている状態です。 場合、程度により外科的矯正(顎の手術)などが必要な場合があります

空隙歯列(すきっ歯)

空隙歯列(すきっ歯)

俗にすきっ歯と呼ばれ、歯の間が開いて隙間ができている状態です。 矯正による治療が望ましいですが、時間がない等の場合には多少のリスクはありますが、ラミネートベニアによる治療もできます。

開咬

開咬

歯を咬み合わせた時に、前歯の部分が開いている状態です。小児期の口呼吸や舌の位置の以上、指しゃぶりが原因となる場合があります。

顎関節症

歯列矯正によってかみ合わせを回復することで、顎関節症の治療にも効果がありますが、症状によっては完全に治癒しない場合もあります。また治療中に一時的に症状が悪化することもあります。

矯正治療の流れ

矯正治療における一般的な治療期間は約24~30か月、通院回数は約24~30回となっております。

※料金は税込みです

①治療相談(無料)(60分)

治療相談(無料)

主訴(気になるところ、治したいところ)を伺わせて頂きます。説明のビデオを見ていただいたあと、一般的な矯正治療(装置、期間、費用)についてご説明いたします。気になることはどんどん質問して下さい。

②精密検査(60分)(検査費用¥48,400)

精密検査

実際に、患者様の骨、歯、顎間接の状態をレントゲン、写真(顔、口の中)、歯型、などを基に詳細に検査させていただきます。検査により意外な症状の原因がわかるかも知れません。

③コンサル(30分)

コンサル

検査資料により、診断及び治療計画について分かりやすく説明させて頂きます。その上で、装置、期間(永久歯の場合2~3年)、費用(永久歯の場合¥1,064,800~¥1,609,300)等の最適なプランを相談し合います。

④ご契約

ご契約

治療計画に納得していただいた場合にのみご契約をして頂いております。治療期間は短くありません。長いお付き合いになると思いますので万一不安な点などございましたら何でもご相談下さい。

⑤治療開始(60分~)

治療開始

装置装着します。初めは強い違和感を感じるかもしれませんが1~2週間で慣れます。実際に装置をつけると不安なことも出てくると思いますので、何でもご相談ください。

⑥調整(30分)(調整料¥6,600)

調整

3~4週間に1度来院して頂き、皆様の歯の状況を見ながら調整をしていきます。 また、治療中の歯の状況を見せていただきブラッシング指導、クリーニングをさせていただきます。

⑦装置除去(30分)

装置除去

一般的には、装置装着から除去までには2年から3年程度かかります。
装置をはずし、クリーニングをさせて頂きます。

⑧保定・経過観察

保定・経過観察

歯は舌の動きや生活習慣により動いてしまう場合があります。 後戻りを防ぐために、リテーナーという装置をつけます。リテーナーは、矯正料金に含まれています。 安定するまで3~6か月に1度来院してもらい、2~3年経過観察を行います。

様々な矯正装置

メタル(金属)ブラケット(¥1,064,800)

メタル(金属)ブラケット

ブラケットやワイヤーが全て金属でできており、従来の矯正方法です。審美的には劣りますが、矯正にかかる時間は他のものよりも早いメリットがあります。永久歯が生えそろった後に、始めることができます。

セラミックブラケット(クリスタライン)(¥1,210,000)

セラミックブラケット(クリスタライン)

白いワイヤや透明なブラケットをすると、目立ちにくくなります。

特に金属アレルギーの方や見た目を気にされる方、職業的に目立つ矯正ができない方などにおすすめです。

リンガルブラケット矯正装置(クリッピーL)(¥1,609,300)

リンガルブラケット矯正装置(クリッピーL)

舌側に矯正装置を取り付けるので、矯正していることが分かりずらいのが大きなメリットです。また、常に唾液に触れる環境の為、虫歯になりにくいメリットもあります。ただし、表側ブラケットに比べ、矯正期間が長くなる可能性もあります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)(¥1,210,000)

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

透明で目立たない取り外しのできる(マウスピース型) 歯科矯正システムです。
3次元コンピューター画像技術を駆使し、治療開始から終了までの歯の移動シミュレーションに基づき透明で取り外しが可能なマウスピース型矯正装置(インビザライン)を作成します。 このアライナーを2週間毎に交換することで、少しずつ歯が移動し、理想的な歯並びを実現させます。 マウスピース型矯正装置(インビザライン)は透明なマウスピース型の矯正システムですので、矯正治療中であっても、相手に矯正をしていることを気づかれませんので、いつも通りの笑顔でいられます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)の3つのメリット

取り外しができて衛生的

アライナーは取り外しが可能なので、歯磨きやフロスも普段通り行えます。また、簡単に洗浄ができ衛生的です。

食べたいものが食べられる

アライナーは取り外しが可能なので、いつもと変わらない食事をとることができます。

金属による悩みも解消

マウスピース型矯正装置(インビザライン)なら、金属アレルギーを引き起こす心配がありません。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)装着期間の生活

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

マウスピース型矯正装置(インビザライン)の装着は違和感が少ないので、日頃の多忙なライフスタイルにも支障がありません。約2週間毎に、治療の進行状況を確認し、新しい「インビザライン・アライナー」をお渡しします。自分で簡単に取り外し可能なので、食生活もこれまでと同様に行えます。また、歯みがきやフロスにもまたく影響がないので、歯と歯周組織をこれまで通り健康に保つことができます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のご選択の際の注意点

①マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けてない未承認医薬品です。

②マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン株式会社を介して入手しています。

③国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。

④マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1997年FDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。

⑤マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

矯正治療のリスク・副作用

2018年に改正された厚生労働省の医療広告ガイドラインでは、自費診療に係るリスクや副作用をくわしく情報提供することが求められています。矯正治療には以下の一般的リスク・副作用があることをご理解ください。

① 矯正歯科装置装着後に違和感、不快感、痛みなどが生じることがあります。
一般的には数日間~1、2 週間で慣れてきます。


② 歯の動き方には個人差があります。そのため予想された治療期間が延長する可能性が
あります。

③ 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療に
は患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。

④ 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨き
にくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。
したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらにかかりつけ
歯科医に定期的に受診することが大切です。
また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。

⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることが
あります。

⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。

⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。

⑧ 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。

⑨ 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関節症状が生じることが
あります。

⑩ 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。

⑪ 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。

⑫ 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。

⑬ 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)
の一部が破損する可能性があります。

⑭ 動的治療が終了し装置が外れた後に、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物
(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性が
あります。

⑮ 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや
咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。

⑯ あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。

⑰ 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。
また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。

⑱ 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

マウスピース型矯正装置について

日本矯正歯科学会より以下の見解が出ております。マウスピース矯正については、内容をよくご理解の上、検討されることをお勧めします。

マウスピース型矯正装置による治療に関する見解

①インターネット上で歯科医師が介在しない形でマウスピース型製品が販売され、歯列の改善への有効性を謳うケースが出てきています。矯正歯科治療は、正確な診断や精密な治療計画に立脚して行われるべき医療行為であり、誤ったマウスピース型製品の使用は予期せぬ問題を引き起こす可能性があります。患者自身の独自の判断でこれらの製品を使用し歯の移動を行うことは、歯科医学的にも非常に危険であるため絶対に避けてください。

②マウスピース型矯正装置による治療には、以下の利点・欠点を踏まえた適応症の判断や専門的知識を要することから、大学病院等や学会が認める基本研修期間において十分な矯正歯科領域全般にわたる基本的な教育と臨床的なトレーニングを受けた歯科医師による診察、検査、診断を基に治療を行うことを推奨します。

欠点

●歯の移動量の少ない症例に限られる(軽度の乱杭歯、軽度の歯の空隙、矯正治療後の軽度の後戻り等)

●毎日長時間の装着を必要とし、使用状況によって効果が大きく異なる。

●小児や骨格性要因を含む症例には適さない。

●現在の医療水準で考えれば精密な歯の移動は原則として困難で、満足のいく治療効果が得られない可能性がある。

利点

●他人から見えにくい装置である。

●装置の着脱が簡単で食事や歯磨きがし易い。

●金属アレルギーを有する方も使用できる。

●診療室での治療時間が比較的短い。

マウスピース型矯正装置による治療に関してご不明点があれば、かかりつけ歯科医または日本矯正歯科学会認定医等にご相談されることをお勧めします。参考資料:公益社団法人 日本矯正歯科学会 アライナー型矯正装置による治療指針

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