2025-10-22
くさび状欠損とは
くさび状欠損とは、歯の根元(歯と歯茎の境目あたり)が、楔(くさび)の形のように凹んでしまう状態を指します。小さな三角形の溝のように見え、進行すると冷たいものや甘いものがしみる知覚過敏の原因になることがあります。
特徴
- 歯の表面の一部が削れ、楔形のくぼみになる
- 主に前歯や犬歯など、咬合力がかかる歯に発生しやすい
- 見た目の凹みだけでなく、象牙質が露出するとしみやすくなる
原因
くさび状欠損は複数の要因で起こります。
- 過剰なブラッシング圧
強くこすりすぎることで歯の表面が削れる - 歯ぎしり・噛みしめ
日常的にかかる咬合力で歯に負担がかかる - 酸による歯の溶解
酸性飲食物の摂取や胃酸の逆流も影響することがあります
治療方法
- フッ素塗布や知覚過敏用の塗布剤で症状を軽減
- 詰め物(コンポジットレジン)で欠損部分を補う
- マウスピースや咬合調整で歯への力を分散
予防のポイント
- 柔らかめの歯ブラシを使い、力をかけずに優しく磨く
- 夜間のマウスピースで歯ぎしりから歯を守る
- 酸性の飲食物の後は水で口をゆすぐ
くさび状欠損は早期に発見し対処することで、歯の健康と見た目を守ることができます。気になる症状がある方は、南越谷 市川歯科・矯正歯科までご相談ください。

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