2024-11-05
歯の根の治療をした歯を長持ちさせる
虫歯が大きくなり、神経治療をせざるを得ない状況があります。歯を残すために最後の手段として、神経治療をするわけですが、神経のない歯は、神経のある歯に比べ寿命が短くなります。ある研究によると喪失リスクは、前歯は1.8倍、奥歯は7.4倍にもなります。
神経の役割は、血管を通じて象牙質に栄養を送ったり、刺激に応じて内部から象牙質をつくってはを強くする役割を持っています。また痛みのセンサーでもあります。
では、神経治療をした歯を長持ちさせる方法はないのかということなのですが、できるだけご自身の歯でお食事できるように以下の点に注意してください。
①定期的な歯科受診
内科でも大病をした後は、定期的に検診を受けるように、神経治療をした歯も大病同様ですので、定期的な歯科受診が大切です。治療した歯のその後問題がないかはもちろん、他の歯についても虫歯等の異常がないかチェックするきっかけになります。
②今まで以上にセルフケア必須
虫歯ができてしまった経緯があるということは、セルフケアが足りなかったかもしれないということに。歯科衛生士がご自身では気づかない歯磨きについて、正しくケアできるよう指導します。
③硬いものを無理して噛まない
神経治療した歯は、歯の補修をしているため、天然歯よりも折れやすいという自覚を持ちましょう。今までは食べられたと思わず、せんべい、するめ、ジャーキーなど硬いものを無理に噛むのは避けましょう。
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