2024-11-22
口呼吸から虫歯に?
本来鼻呼吸が正常な呼吸方法ですが、口呼吸になっている方も多くいらっしゃいます。
口呼吸をしていると、唾液の分泌が減り、口腔内が乾燥するため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。唾液には、歯の表面から溶け出したカルシウムを元に戻そうとする働きがありますが(再石灰化)口呼吸により唾液が乾燥してしまうと、再石灰化ができず、虫歯ができやすくなります。特に就寝中の口呼吸は、口の中が酸性になり、酸性に傾くとカルシウムが溶け出すため虫歯になりやすくなります。他にも唾液にはお口の中の汚れを洗い流す役割がありますが、口呼吸でお口の中が乾燥すると汚れが残り、歯石もつきやすくなります。歯石が多いと、歯茎が腫れたり、歯周ポケットが深くなる場合がありますので、歯周病が悪化する原因にもなります。
口呼吸は、お口の中の問題を引き起こすばかりでなく、睡眠中のいびきや睡眠時無呼吸症候群を発症したり、呼吸機能の低下(鼻呼吸よりも酸素を体内に送る能力が低いため)、免疫力の低下につながります。
お子様の場合、口呼吸が長期間続くと、舌の位置や口元の筋肉の使い方が変わり、顔や顎の発達に影響を与えることがあります。出っ歯や顎の発達不良など、歯並びや顔つきの変化が生じる可能性があります。
口呼吸から鼻呼吸に改善することで、健康面で大きなメリットがありますので、意識的に鼻呼吸をすることを心掛けましょう。口呼吸でお悩みでしたら、南越谷 市川歯科・矯正歯科にご相談ください。
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