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2024-11-07

歯周病の検査

歯周病ってどうしたら診断されるの?症状を見て診断?

違うんです。歯周病かどうかは、いくつかの検査をして診断しています。

1つ目は、パノラマレントゲンと呼ばれるお口全体のレントゲンをお撮りします。顎の骨(歯槽骨)がどのくらい減少しているかによって、歯周病を疑います。南越谷 市川歯科・矯正歯科では1年に1回はパノラマレントゲンを撮影いたしますが、これは1年前の骨の状態と比較することができるためです。

2つ目は歯周ポケット検査と呼ばれるものです。健康な歯と歯茎はピッタリくっついていますが、歯周病にり患すると、歯茎が剥がれていきます。この剥がれた隙間を歯周ポケットというのですが、この歯周ポケットが歯周病菌の住処となっています。歯周ポケット検査では、プロープという細い棒を歯周ポケットに差し込み深さを測定します(プローピング)。歯周ポケットが1~3mm程度の場合は、健康とみなし、4mm以上ですと歯周病を疑います。

またプローピングをすると同時に出血の有無も見ます。出血しているからと言って必ずしも歯周病だとは判断できませんが、歯肉に炎症が起こると出血しやすくなりますので、一つの目安になります。ただし、出血することを恐れ歯を磨きすぎる場合があり、この場合は、歯茎に負担がかかり歯茎がやせる原因にもなります。適切な回数で歯磨きをすることが重要です。

3つ目は歯の動揺です。歯槽骨が減少すると歯を支えられなくなり、歯が動揺します。動揺していても、歯周病治療を行うと歯茎が引き締まり、動揺が改善する場合もあります。

4つ目は歯石の付き具合です。プラークを放置すると歯石として歯に残ります。歯石も菌の宝庫ですので、歯石が増えるほど、歯周ポケットが拡大します。

これらの歯周病検査を行い、総合的に歯周病と診断します。歯周病は静かに進行し、いつの間にか歯が抜け落ちるという成人病です。早期発見で歯周病の進行を止めることができますので、歯茎の異常に気付いた時には、南越谷 市川歯科・矯正歯科にて検診をしてみて下さい。

歯周病の進行
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